メンテナンスの必要性
日常的にはモニターで発電量をチェックしたり、異常音がないかどうか程度を確認することで充分です。
但し2017年4月、FIT(固定価格買取制度)が改正され、太陽光発電の『安定・継続した発電のための維持管理=メンテナンス』が実質義務化となっております。国に申請する際にメンテナンス体制についても申請が必要となりますが、殆どは販売店がメンテナンスを請け負うことが多い状況です。
産業用であれば、20年以上も発電は続きますので、長く付き合うことが出来る業者選びが重要だと考えます。
長期にわたって発電設備能力を最大限発揮し続けるためには、定期的なメンテナンスが必要です。
当社では、現地訪問による定期的なメンテナンスを行い、5年に1度は太陽光システム全体の定期点検を推奨いたします。また、万が一の故障やお客さまからの問い合わせに対しても、メーカーと協力して迅速に対応いたします。
発電量に影響を与える要因
基本的に太陽光パネル(モジュール)は特別な掃除やメンテナンスなどの必要はございません。
太陽光パネルに汚れやホコリ、鳥の糞、枯れ葉などが付いたりするとその部分の発電量が低下するということはありますが、大部分は雨などによって洗い流されますので過度に心配する必要はありませんが、
最低でも年に数回は現地訪問による施設の点検が必要でしょう。
BBNエナジーの主なメンテナンス
稼働後の経年変化に対応できるよう、メンテナンスプランごとに下記の対策を施しております。
- 遠隔監視ツールによる機器不具合の早期発見
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太陽光発電は、パワーコンディショナーからパネルまで様々な機器を利用しています。電子機器という特性上、不具合が発生することもあります。遠隔監視ツールを活用することで出力低下などの発電ロスをいち早く見つけることができます。
※遠隔監視システムを導入のお客様の場合。最近では、独自の遠隔監視システムを設置しなくても電力会社の管轄によっては電力会社のWEBシステムから発電状況を参照することが可能です。
- 定期パネル検査
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遠隔監視システムでは発見できない断線などは専用のチェッカーを用いて点検します。故障パネルを特定しながら点検するので、発電を停止させずに点検することが可能です。点検による発電ロスがなくなります。
- モジュール定期洗浄
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自然環境にめぐまれた場所に設置されることが多いソーラーパネル。鳥の糞、落葉、砂ほこりなどの汚れが発生し発電量低下の原因となることがあります。高圧洗浄機を用いてソーラーパネルを洗浄します。
- 草刈り
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雑草を放置してると影ができます。それにより電気抵抗による「ホットスポット」と呼ばれる現象を引き起こします。ホットスポットが発生するとモジュールの故障や火災に繋がります。定期的な草刈りや防草対策を行うことでトラブルを最小限にします。
- 錆止め塗装
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太陽光パネル本体そのものは屋外にある為、架台などに錆(サビ)発生などの経年変化がつきものです。
架台の強度を維持できるよう錆止めの塗装を定期的に行うことも可能です。
- 報告書の提出
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定期点検終了後には、写真入りの管理報告書を毎回提出しております。お客様の太陽光施設の現状が、わかりやすく把握できます。